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2023.02.10

ウイングトラベル

★カンタス航空、荻野日本支社長が退任

 17年以上にわたり日豪間の双方向交流に貢献

 

 カンタス航空(QFA)は、2月8日に都内ホテルで日本支社長交代のレセプションを開催した。1月31日付で日本支社長及びキューエイチ・インターナショナル代表取締役社長を退任した荻野雅史氏、また2月1日付で両職に就任した中山竜太氏に加え、カンタス航空本社からアジア地区総支配人のジョン・シミオネ アジア地区総支配人も出席した。荻野前支社長は17年間にわたって同社の日本事業に尽力し、日豪間の双方向交流に貢献してきた。そうしたこともあって、今回のレセプションには、駐日オーストラリア大使館のピーター・ロバーツ首席公使、オーストラリア政府観光局のデレック・ベインズ日本局長、また「クラブオーストラリア」を設立、オーストラリア政府からオーストラリア勲章を受章するなど、日豪間の交流促進に尽力した俳優の柴俊夫さんら多くの関係者が集まった。
 荻野氏は2005年にカンタス航空に入社。以前は旧ノースウエスト航空(現デルタ航空)で貨物、営業、予約、トレードマーケティングなどの要職を務めた。
 荻野氏は「カンタス航空での約17年間は、1席でも多く座席を埋めるための努力、また日豪間の2ウェイ・ツーリズムがさらに活発になるよう、皆さまと一緒にいろいろなことをさせて頂けたことに感謝を申し上げたい」とあいさつした。
 一方、荻野氏の後を引き継ぐ中山氏は、近畿日本ツーリストに入社。その後、アマデウス・ジャパンに移り、ソリューションの営業活動に携わり、直近ではセールスディレクターを務めた。
 中山日本支社長は「お客様が旅行会社に求めているもの、航空会社に求めているものは確実に変わってきている。セグメントに応じた戦略を考え進めてきたい」と述べるとともに、今後は、NDCなど流通の変化に対応できるようスタッフのスキルアップを進め「経験豊富な営業、予約スタッフと一緒に荻野前支社長が作り上げてきたものをさらにアップグレードし、皆さまに正確な情報と商品を伝えていきたい」と抱負を語った。
 またシミオネ氏アジア地区総支配人は「日本の旅行業界にとって真の紳士である荻野さんにお別れを申し上げるとともに、中山さんを当社のチームに迎え入れる。中山さんは荻野さんの後任にふさわしい人物」とあいさつした。
 同社は現在、羽田—シドニー線を週7便、また昨年12月より羽田—ブリスベン線を週3便を運航。3月末からは羽田—メルボルン線の就航を控えている(週4便)。シミオネ氏は「日本市場はカンタス航空にとって非常に重要な市場であり、ネットワークへの投資は、日本市場とのパートナーシップを重視していることを示すものだ」と強調した。

※写真=左から荻野氏、中山氏、シミオネ氏

※写真=オーストラリア大使館首席公使のロバーツ氏(左)やオーストラリアにゆかりの深い柴俊夫さん(右)も挨拶に立った