WING
AI操るF-16D、17時間以上の飛行に成功
「VISTA」プログラムでパイロットレスの成熟向上
ロッキード・マーチンは2月13日(現地時間)、実証機「VISTA X-62A」に人工知能(AI)を搭載し、17時間以上飛行したことを発表した。
有人機と無人機の“チーミング”が模索されるなど、次代の航空戦闘のあり方は大きく変わろうとしている。人のパイロットが危険を冒してまで最前線に出ていくのか―――。無人機が急速に進化していくと共に、今後どのように有人機と無人機は共存するのか、常に大きなテーマとなっている。
そうしたなか今回の実証に投入されたのが「VISTA X-62A」だった。呼称である「VISTA」とは、“Variable In-flight Simulation Test Aircraft”の略で、米カリフォルニア州エドワーズ空軍基地にある米空軍テストパイロットスクール(USAF TPS)のプログラムを通じて自律性を向上し、航空戦力のあり方そのものを変えていくことを目指すものだ。