★西武HDの西山次期社長「量から質、改革から成長へ」

　後藤社長、若返りと専門性で経営改革を断行

　西武ホールディングスは2月14日、4月1日付で代表取締役社長・社長執行役員兼COOに就任する西山隆一郎取締役常務執行役員が会見し、「2021年度からの3カ年の中期経営計画で、量から質へシフトする抜本的な事業構造改革を行った。経営改革をしっかりと推進し、改革から成長への軌道に乗せていく」と社長就任の抱負を述べた。4月1日付で代表取締役会長・会長執行役員兼CEOに就く後藤高志社長は、新体制に移行する理由として「グループ全体の若返りと専門性の強化」を挙げ、「コロナ禍で西武グループは大変なダメージを受けた。そのなかで、スピード感をもって組織再編とグループ改革、経営改革を進めるには、代表取締役を2名体制とし、経営改革をよりスピード感をもって進めていく」として、グループの中核企業である西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイドについても6月の株主総会で社長交代を行うなど、人事を刷新して経営改革を断行する姿勢を強調した。