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川崎重工、Trent1000改修費用を計上
2四半期に約100億円、通期業績予想を下方修正
川崎重工はこのほど、Trent1000エンジンのプログラム参画メンバーとして耐空性改善命令により発生する費用として約100億円を第2四半期連結決算に計上したと発表した。営業外損失として計上のため、航空宇宙システム・セグメントの業績は為替差益や売上増で今年7月の予想より改善する。
このほか車両部門で米国ロングアイランド鉄道向け車両案件でコスト増のため損失が約60億円見込まれ、車両セグメントは営業損失となった。
これらを踏まえて2018年度通期の連結業績予想は、売上高が50億円減の1兆6450億円、営業利益が90億円減の660億円、経常利益が205億円減の495億円、親会社の株主に帰属する当期利益が160億円減の310億円と本年7月の予想を下方修正した。