ウイングトラベル
JATA、訪日旅行促進の提言書について説明
品質向上、安心安全、地方誘客を柱に推進
日本旅行業協会(JATA)の丸尾和明副会長・訪日旅行推進委員会委員長は3月22日記者会見を行い、去る3月6日に観光庁に対して提出した「2020年の目標達成と2021年以降の持続的成長に向けた訪日旅行に関する提言書」の内容について説明を行った。丸尾副会長は今回の提言書提出が通算で5回目となり「ここまでにわれわれは多くの提言を行い、ランドオペレーターの登録制度の導入を始め、数多くの取り組みを採用してもらっている」と総括した。その上で、政府目標として掲げられている目標実現に向け「『品質向上』・『安心安全』・『地方誘客推進』の3点を重点的なテーマとして位置づけて提言させてもらった」点を強調した。
JATA丸尾副会長「訪日4000万人へ順調に推移」
丸尾副会長は政府が「明日の日本を支える観光ビジョン」において掲げられている訪日外国人旅行者数4000万人の実現について「ここまでは順調に進んでいるのではないかと考えている」と見解を述べた。その一方で「旅行者数は伸びているが、リピーターの構成比が減少している。そうした中で、ファーストタイマーの獲得とともにいかにリピーターになってもらえるかという点が重要である」と指摘。そのために「品質向上、安全安心、そして地方への誘客促進が重要である」と指摘した。
※写真=訪日旅行促進の提言書に関して説明を行うJATAの丸尾和明副会長・訪日旅行推進委員会委員長