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2018.10.26

WING

JAL9月輸送実績、国際線利用率0.2ポ減の82.5%

欧州線は利用率3.5ポ増の89.9%と好調

 日本航空(JAL)グループは、9月の旅客輸送実績を発表した。それによると、国際線の利用率は前年同月比0.2ポイント減少した82.5%だった。国内線の利用率は7.6ポイント減の75.1%となっているが、これは台風21号、24号や9月6日に発生した北海道胆振東部地震等自然災害による欠航等が影響しているものと見られ、関西国際空港利用便や新千歳空港利用便で旅客数、利用率等が2桁減となっている。
 9月の国際線の方面別実績をみてみると、欧州線の利用率が前年同月と比べて3.5ポイント伸びて89.9%と、90%近い利用率で好調だった。
 また訪日需要が依然旺盛な韓国線と中国線の利用率がそれぞれ84.7%、85.1%となるなど好調で、中国線は4.9ポイント、韓国線は8ポイントと大きく利用率が改善している。
 加えて米大陸線の利用率も前年同月比1.2ポイント改善した82.2%と好調だったほか、オセアニア線も0.8ポイント改善した81.8%となっている。
 一方、東南アジア線は2.2ポイント減の78.8%、ハワイ・グアム線は6ポイント減の81.9%となった。