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2018.10.26

WING

成田上半期、国際旅客07年以来の最高値更新

外国人5年連続更新、アジア・韓国路線を新規獲得

 成田国際空港会社(NAA)がまとめた、成田空港の2018年度上半期(2018年4月1日~9月30日)運用状況によると、旺盛な訪日需要を背景としたアジア線、韓国線の新規就航などによって、外国人旅客が5年連続で最高値を更新し、国際線旅客数としては2007年度以来の最高値更新となった。そのため航空旅客全体としては、過去最高を4年連続で更新するかたちとなった。発着数については、国際線LCCを中心に新規・増便があり、国際線発着数が4年連続で最高値を更新。全体の発着数としては、過去最高を7年連続で更新することとなった。
 07年度以来の最高値更新となった国際線旅客数は前年同期比9%増の1811万437人で、そのうち日本人旅客が5%増の717万6089人、外国人旅客が15%増の899万936人、通過客が4%減の194万3412人だった。国内線旅客は6%減の362万1472人。そのため全体の航空旅客数は6%増の2173万1909人となって、4年連続で過去最高を更新することとなった。
 発着数は、国際線が3%増の10万2609回で4年連続の最高値更新となり、そのうちの旅客便が4%増の8万9592回、貨物便が5%減の1万1674回、その他が10%増の1343回だった。国内線としては6%減の2万6043回で、うち旅客便が6%減の2万5342回、貨物便が32%減の237回、その他が34%増の464回となった。そのため、発着数は全体で1%増の12万8652回で、7年連続更新となった。
 国際航空貨物の取扱量は3%減の110万4865トンだった。積込量は1%増の55万8338トンで、うち輸出が15%増の38万6356トン、仮陸揚が21%減の17万1982トン。取卸は6%減の54万6527トンで、うち輸入が2%増の38万9631トン、仮陸揚が23%減の15万6896トンとなった。
 給油量については2%減の220万5981キロリットルだった。