エアバス、天津工場に2本目のＡ320最終ライン設置へ

　世界最大市場の中国戦略をより強固なものに

　フランスのマクロン大統領の訪中を機に、エアバスは中国市場との蜜月関係を一層強固なものとする。訪中団に加わったエアバスのギヨム・フォーリ最高経営責任者（CEO）は4月6日（現地時間）、中国を訪問しているフランスのマクロン大統領と中国の習近平国家主席が見守るなか、天津自由貿易区投資有限公司および中国航空工業集団との間で、天津工場に2本目のＡ320最終組立ラインを設置することで合意した。
　天津工場の1本目の最終組立ラインは2008年に稼働し、これまでに600機以上の航空機を組み立ててきた。今年3月には新たにA321neoの最終組立もスタートした。