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2023.04.11

WING

BOSE、約13年ぶりにパイロット向け新ヘッドセット開発

 A20モデルから進化、装着感や音声明瞭度向上

 BOSE(ボーズ)は、パイロット向けの新たなヘッドセット「A30アビエーション・ヘッドセット」(A30)を発表した。米国での販売価格は1249ドル。オンラインや全世界のボーズ販売店ネットワークを通じて注文することも可能だ。
 ボーズによれば、同社のエンジニアは、数十年に亘る研究とパイロットの意見からヒントを得て、新しいプラットフォームとして「A30」を設計。装着感やコミュニケーションの明瞭度の向上を図ったほか、新たなデジタルアクティブノイズリダクションシステムを搭載し、アラウンドイヤー型航空用ヘッドセットとしては初めて、異なる飛行環境で使用できる3つのモードのノイズキャンセリングをユーザーが選択することができるようにした。
 ボーズでシニアプロダクトマネージャーを務めているマット・ルウェ氏は「パイロットにどのような改善が最も重要かを尋ねたところ、圧倒的な回答は快適さだった」ことに触れつつ、「我々はそれを真摯に受け止め、A30ではヘッドセットの性能を維持・向上させながら、明らかに快適性を高めた新しいバランスを開発した」とした。「この変更は、我々のコアなA20ユーザーの体験を増幅させるとともに、より幅広いパイロットにアピールするものだ」とコメントした。

※画像=新開発のパイロット向けA30(提供:BOSE)