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2023.04.20

WING

22年度に778回の緊急発進、中国軍機へ575回

 回数減少も活発に行動、太平洋で空母発着艦など

 統合幕僚監部は2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)に航空自衛隊が行った緊急発進が前年度よりも226回減少した778回だったと発表した。前年を大幅に下回るも700回を超える高い水準で推移し、それが2013年度以降連続しているとして、厳しさが増している安全保障環境を反映した。
 対象となった航空機を国・地域別にみると、22年度は推定を含めて中国機の割合が約74%を占め、ロシア機が約19%になり、その他が約7%だった。中国機に対する緊急発進の回数は前年度より147回減った575回になり、13年度以降では平均的な水準だった。ロシア機に対する緊急発進は116回減少した150回であり、13年度以降最も少ない回数だった。またその他には53回の緊急発進を行った。