★観光庁、旅行業界のコンプライアンス遵守再徹底

　和田長官「さらなる対応策含め、業界団体と検討」

　観光庁の和田浩一長官は4月21日に開催した業界紙との会見で、先日明らかとなった近畿日本ツーリストによる新型コロナワクチン接種の受託事業における過大請求が明らかとなった件を踏まえ、同社に対してコンプライアンス遵守に関して直接指導を行ったことを明らかにした上で「大手旅行会社としてコンプライアンスの遵守ができていないことについて極めて問題である」と指摘した。さらに今後、旅行業界のコンプライアンスに対する対策として「業界団体と連携しながら、コンプライアンス遵守の徹底に向けたさらなる対応を含めて検討していきたい」と述べ、より踏み込んだ対策を講じていく考えを示した。

　KNTに直接指導、事実関係の調査と改善策求める
　旅行会社5社の全国旅行支援参加停止は解除