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2023.05.09

WING

コリンズエアロ、あらゆる領域を繋ぐ「コネクテッド・バトルスペース」

多国籍軍や合同オペレーションニーズから生まれたソリューション

 陸・海・空、そして宇宙やサイバー空間―――。従来の陸・海・空はもちろん、宇宙やサイバーといった新たな領域へと安全保障にかかわる領域は拡大の一途を辿っている。さらに、それらさまざまな領域における脅威は多様化・進化し続けている事が現状だ。ただ、いずれの領域においても変わることがないのは、十分な情報に基づく迅速な意思決定ではなかろうか。昨今、さまざまなアセットから得られる大量の情報が溢れている。それらの情報を如何に整理し、指揮官が迅速かつ的確な意思決定を下すことができるのか。そこに勝利の鍵は存在する。
 そうしたなかコリンズ・エアロスペースが打ち出したのは、膨大・多岐に亘る情報を整理・管理し、現場や司令部など、様々なレベルで必要な人が、必要な場所で情報を取得し、迅速かつ的確な意思決定を可能にする「コネクテッド・バトルスペース」というソリューションだ。
 本紙の取材に応じたコリンズ・エアロスペースのバイスプレジデントでインターナショナル、英国・ 欧州 カスタマー&アカウントマネージメントを務めているクリス・ハジール氏によれば、「我々が提案するコネクテッド・バトルスペースとは、製品ではない」ことを強調する。「ある意味、“機能”を体現した言葉と思って頂きたい」とコメント。「ありとあらゆるドメインをまとめる機能を持ったプラットフォームであって、どのような事を成すのかといえば、情報をいち早く、マシンスピードでインテリジェンスに落とし込むことができる機能」であることを明かした。

※この記事の概要
・真のジョイント・オペレーション実現へ
・情報伝達速度は1000分の1秒!
・現状把握と将来絵図を描き切ることが重要 など