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2023.05.10

WING

「いなづま」事故、慢心や技量不足重なり発生

酒井海幕長「指揮監督不適切が大きな要因」

 海上自衛隊は、今年1月10日に山口県周防大島沖で発生した護衛艦「いなづま」が浅瀬へ乗り上げた事故の調査結果について発表した。事故が発生した原因が主に4点あるとし、1点目が艦長の指揮監督が不適切であったとし、2点目が哨戒長・航海指揮官の知識・技量・安全意識が不十分だったこと、3点目が安全管理態勢が機能不全であったこと、そして4点目がコミュニケーションエラーによって情報が十分に行き渡らなかったため。それらが複合的に重なったことで、浅瀬を避けることができなかったとした。

※写真=浅瀬に乗り上げた護衛艦「いなづま」(提供:海上自衛隊)

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