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2018.10.31

ウイングトラベル

9月の空港別出入国者数、関空や新千歳に影響

新千歳は地震影響し外国人入国者数27.6%減

 法務省がまとめた9月の空港別の出入国者数(速報値)によると、台風21号の影響で一時空港が閉鎖した関西国際空港は、9月の外国人入国者数が45.7%減の31万23人、日本人出国者数が46.8%減の15万8755人と、いずれもほぼ半減した。空港閉鎖による物理的な影響が出入国双方に出た。一方で、北海道胆振東部地震が影響した新千歳空港は、外国人入国者数が27.6%減の7万6674人と約3割減少した一方、日本人出国者数は5.2%増の1万5431人と堅調で、地震と一時の停電等による風評被害の影響も伺える。関西、北海道ともに、官民挙げた需要喚起に取り組んでおり、10月以降の需要動向も注目される。
 それによると、北海道の外国人入国者数は、新千歳空港が27.6%減の7万6674人、函館空港は6.0%減の6459人、旭川空港は25.4%減の1499人だった。
 既報の通り、政府は「北海道ふっこう割」に81億円を拠出、10月から関連商品が発売されたほか、官民挙げた「元気です北海道」キャンペーンを推進中で、北海道への国内旅行や訪日旅行の早期需要回復に取り組んでいる。10月以降の盛り返しが期待されている。

 

※表=9月の空港別・出入国者数(法務省速報値)