★観光庁、旅行会社の過大請求問題で総点検指示

　和田長官「コンプライアンス遵守徹底策検討」

　観光庁の和田浩一長官は5月17日に行った業界紙各紙との会見で、旅行会社による自治体受託事業における過大請求事案が相次いで明らかになっていることを受け、日本旅行業協会（JATA）に対して会員旅行会社に対する受託業務に関する総点検とコンプライアンス遵守の徹底に必要な方策を検討するよう指示を行ったことを明らかにした。和田長官は「今回の案件は業界全体の信用低下につながりかねない」と危機感を募らせるとともに「業界全体でしっかりと連携して旅行業界全体のコンプライアンス遵守のさらなる徹底について検討を進めていく」考えを示した。

　旅行業界全体の信用低下に危機感
　JATAによる調査「可能な限り速やかに」