SJAC満岡会長、サプライチェーン混乱で回復遅れも

好調な民間機の受注、23年は復活の年に

　日本航空宇宙工業会（SJAC）の満岡次郎会長（IHI代表取締役会長）は5月26日、定時総会に先立った記者会見で民間航空機分野について、新型コロナの影響でボーイング777の生産レート減少や787の一時納入停止、さらに777Xのスケジュール後ろ倒しなど生産額の減少に見舞われ、22年からは生産レートが上昇傾向なるもエンジンや装備品などサプライチェーンの混乱などがあったと説明すると、19年の「コロナ禍前のレベルまで回復するには時間がかかりそうだ」と所見を述べた。