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SFJ中間決算、純利益59.8%減の4億8100万円
原油高騰や国際線就航費用など影響も、期初計画どおりに
スターフライヤーが10月31日に発表した2019年3月期中間決算(18年4月1日~9月30日)によると、売上高は2.9%増えた195億900万円と増収を確保した。ただ、利益面では営業利益が50%減少した9億6400万円となり、経常利益ベースでも47.9%減少した9億9300万円、四半期純利益は59.8%減少した4億8100万円に留まった。
スターフライヤーによれば、この上期は原油価格が高水準で推移したほか、人員増加に伴う人件費の増加、さらには国際線開設準備のための初期費用を主因に、利益は対前年同期比で大幅減益となったと説明。一方で計画に対してはほぼ期初予想どおりに推移し、好調を維持しているとの見方を示しており、今回の減益は想定内としている。営業収入については、国内線の旅客数が増加したことで、増収となったとしている。
また、国際線は当初3路線を計画していたものの、福岡-台北の就航を取りやめて、北九州-台北、中部-台北の二路線に絞ったものの、国内線の旅客数が増加したことで、その影響は軽微とみており、通期業績予想には変更はないとしている。ちなみに10月28日に開設した国際線については、販売開始が遅れたものの、期初予想どおりの予約状況で手応えありと分析。計画通り、就航3年目で国際線の黒字化を目指す方針を示している。
※写真=四半期純利益で前年同期比59.8%もの大幅減益となったスターフライヤー。国際線就航準備費用や原油価格高騰が影響も計画通りに推移と説明