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2018.11.02

ウイングトラベル

阪急阪神HD中間期、旅行事業は減収減益

自然災害影響、営業収益9億円の押し下げ効果

 阪急阪神ホールディングスが発表した2018年度中間期(4-9月)の連結決算によると、阪急交通社グループによる「旅行セグメント」の営業収益は、前年同期比1.6%減の180億8300万円、営業利益は54.6%減の11億1800万円と減収減益だった。
 海外旅行では、中国、香港等のアジア方面が好調に推移したものの、自然災害の影響を受けたことや、宣伝広告費等の諸費用が増加したこと等により、減収減益となった。
 なお、自然災害による影響額については、営業収益ベースで9億円、営業利益ベースで8億円の押し下げ効果があったと試算している。仮にこうした影響がなければ営業収益ベースでは増収だった計算となる。

 

 通期予想を修正、旅行事業は増収減益予想

 自然災害等の影響を受け、通期業績予想も修正した。「旅行セグメント」については、営業収益は前回予想通りの348億円(前期比8億円の増収)を維持する一方で、営業利益は前回予想の13億円から7億円に下方修正する。前期比では14億円減の減益予想となる。