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ANAウイングス、飲酒による出発遅延を謝罪
乗務員の交代で那覇発着の5便が遅延に
ANAウイングスは10月31日に、自社の運航乗務員の飲酒が原因となった出発便遅延を謝罪した。
今回謝罪したのは10月25日の沖縄地域発着の5便の出発遅延について。それらの便は同社運航乗務員が前夜の飲酒による体調不良を申し出たため、乗務員を交代することとなり、乗務予定の5便に出発遅延が生じたというもの。
ANAグループでは、今回の事案を重く受け止め、遅延の原因となった社員を厳正に対処するとともに、全役職員に対するコンプライアンスの徹底、アルコールに関する教育を一層強化する等、再発防止に努めるとしている。
ちなみに、10月28日には日本航空(JAL)国際線の副操縦士が、イギリス・ロンドンにおいて規定を超えるアルコールが検出され現地警察によって起訴される事案も発生しており、航空業界全体にアルコールに対する認識の甘さと規律の緩みが生じていると言わざるを得ない状況だ。