WING
JAL、KDDIと5Gによる空港サービスの実証実験実施
日本航空(JAL)とKDDI、KDDI総合研究所は11月5日に、3社共同で次世代通信規格「5G」を用いた空港サービスに関する実証実験を開始すると発表した。今回実証実験するのは、「5G」専用端末によるタッチレス搭乗ゲート、ラウンジ等の特定エリア滞在者のみが視聴可能なコンテンツの配信や位置測定による搭乗案内、道案内等のコンテンツ提供とのこと。
実験は、JALが開設した「JAL Innovation Lab」内に空港施設を再現し、実際の利用状況を想定して前述の新サービス等を行うとのことで、航空会社としては日本初となる。
ちなみに「5G」とは、2018年現在の通信規格「4G」に替わる次世代通信規格で、「4G」に比べ、約20倍の高速・大容量通信、約10倍の多接続、十分の一以下の低遅延性といった特徴を持っている。日本へは2019年以降順次導入予定となっている。
〔「5G」空港サービス実証実験概要〕
▼参加会社:日本航空(JAL)、KDDI、KDDI総合研究所
▼各社の役割=
・JAL:空港・機内における新体験の企画、開発および「JAL Innovation Lab」の提供
・KDDI:「5G」環境の提供
・KDDI総合研究所:「5G」の無線特性を活かした独自の技術開発、サービス実現に向けた実証実験の実施
※画像=IoT技術が進み、「5G」活用のサービスは一般に普及していく。この実証実験はその嚆矢となるか(提供:日本航空)