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2023.07.03

WING

日米拡大抑止協議、同盟強化方策など協議

 戦力最適化と抑止効果重視、B-2机上演習実施

 日米両政府は6月26・27日、米国ミズーリ州ホワイトマン空軍基地で米政府主催の日米拡大抑止協議(EDD)を行った。この協議では、両国首脳が共有する拡大抑止強化の推進に貢献するため、関連する二国間協力をさらに向上させる方策などを話し合った。日本側から防衛省防衛政策局の安藤敦史次長および外務省北米局の宮本新吾参事官が参加し、米国側からリチャード・ジョンソン国防次官補代理(核および大量破壊兵器対策担当)および国務省軍備管理・検証・遵守局のアレクサンドラ・ベル次官補代理が参加した。
 日米両国は、地域の安全保障環境に関する評価と戦略的な軍備管理・リスク低減に関する見通しを共有した。さらに地域の抑止に貢献する通常戦力と米国の核能力を検討するとして、日米同盟の戦力態勢の最適化と、抑止効果を増大させる活動について、重要であることを強調した。