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2023.07.04

WING

三菱総研、商業宇宙活動行動規範原則に署名

 ソフトフローに期待、いずれグローバル標準に

 三菱総合研究所は7月3日、オランダの国際シンクタンク「The Hague Institute for Global Justice」(ハーグ・インスティテュート)がまとめた「商業宇宙活動の行動規範に関する原則」(ワシントン・コンパクト)に賛同し、署名したことを発表した。三菱総合研究所は、ワシントン・コンパクトに基づき、民間を含めた宇宙活動の持続性確保に向けた活動に取り組む方針だ。
 近年、民間宇宙事業増加による宇宙空間の混雑化、対衛星兵器(ASAT)等の安全保障課題が顕在しているほか、今後は月開発における民間活動の安全確保の課題など、宇宙活動の変化やプレーヤー増加に伴う新たなリスクが急速に高まっている。そうしたなか、迅速かつ柔軟に合意形成しうる「ソフトロー」による国際秩序形成が期待されているところ。