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2023.07.06

WING

22年度航空輸送、国際・国内で旅客輸送急速回復

 国際旅客は5倍超に、アジア路線中心に増加

 国土交通省はこのほど、2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)の本邦航空運送事業者による航空輸送統計を発表し、国際航空輸送の旅客数が前年度比440.1%増の951万人で、貨物輸送重量が16.6%減の147万149トンだったことが分かった。国内定期輸送では旅客数が82.4%増の9066万人で、貨物重量が14.5%増の54万9556トンだった。
 国際航空輸送の旅客数は、前年度の5倍以上と特に急増し、コロナ禍からの著しい回復を見せた。人キロベースでは386.9%増の570億2475万人キロで、座席利用率が45.7ポイント上昇の71.6%となった。方面別で見ると、特に中国・韓国以外のアジア方面で旅客が525.5%増の448万2134人と多かった。次いで米大陸線が多く293.4%増の253万8678人だった。また航空需要は近距離から回復を見せ、アジア線のほか韓国線では4771.2%増の56万5063人と特に伸びた。