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2023.07.10

WING

ボーイング、長期休職から復職支援を日本でも展開

 育児や介護で長期離職者のキャリア形成をサポート

 ボーイングでは、育児や介護など、さまざまな事情で一度は休職した人が、仕事に戻ることを後押しする復職支援プログラム「RETURN FLIGHT PROGRAM」(リターンフライト・プログラム)を世界各地で展開している。日本でも研究開発拠点を設置した名古屋で同プログラムを展開。「マテリアル&プロセス・エンジニア」、「生産性MBEエンジニア」、そして「サプライチェーン・アナリスト」の3職種を募集中だ。
 このプログラムを展開する背景としてボーイングは、離職中に得られる多様なスキルや経験を高く評価していることがあるという。そこで同プログラムを通じて、長期離職から復帰した人を対象に、長期離職後のキャリア復帰の道を提供。最低12週間の有給再就職支援プログラムを受講し、プログラム終了の後にはボーイングの正社員として雇用される可能性がある。
 プログラムは学習、能力開発などに力点を置き、プログラム・オリエンテーションのほか、基礎的なスキルアップ、パーソナル・コーチング・セッション、プロフェッショナル・スキルとリーダーシップ・スキルの開発などを行う。
 職場復帰と専門能力開発を支援するべく、プロのコーチ、メンター、バディとペアを組んで行われる。また、社内のプロフェッショナル・ネットワーク構築もサポートするという。
 同プログラムは仕事を休職してから1年半~2年半の人であって、休職前に中堅レベル(Mid-career level)の職務経験があることなどが条件。さらにボーイングの事業分野に関連し、 IT/ソフトウェア、プロジェクト管理、システムエンジニアリングおよび管理、設計、サプライチェーン・マネジメント、調査、品質管理、調達、ビジネスオペレーション、入札書作成などといった経験を有する人が対象となる。

〈リターンフライト・プログラムの詳細※ボーイングの専用サイトに接続〉
https://jobs.boeing.com/return-flight?sf267657047=1

※写真=復職支援プログラム「リターンフライト・プログラム」(提供:ボーイング)