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2023.07.19

WING

エアロセンス・神戸大、ドローン世界競技会で優勝

 災害対応・緊急物資輸送技術で4チーム中トップに

 エアロセンスと神戸大学が去る7月11日、共同で参加したドローンの災害対応や緊急物資輸送技術を競う「World Drone Competition」で優勝した。
 この大会は、横浜八景島-富津みなと公園の往復32kmを無充電で飛行し、緊急物資の運搬を行うというもの。IFAC(国際自動制御連盟)2023 実行委員会と先端ロボティクス財団(ARF)が開催した。指定されたミッションを全てクリアし、国内2チームと海外2チームの全4チーム中最高得点を獲得し、優勝したという。
 競技では災害時のドローン運用を想定し、千葉県の富津みなと公園付近で発生した災害に、横浜市の災害対策本部がドローンレスキューチームを派遣することを想定。横浜八景島から富津みなと公園まで東京湾上空16kmを飛行後、公園内に現地医療機関が設置した投下ポイントに約300gの治療薬を投下し、地面に書かれた被災者からのメッセージ文字を上空から判読、帰還することが主なミッションで、投下位置の正確性、被災者メッセージの判読精度、ミッションの迅速性などを競った。