エアバス、カナダ空軍からA330MRTTを新造4機受注

　中古A330の5機改修契約も、初号機は27年納入

　エアバス・ディフェンス・アンドスペースは7月25日（スペイン現地時間）、カナダ政府との間で、4機分のA330MRTTの新造契約と、中古のA330-200型機を5機改修する契約を締結したことを発表した。受注額は約30億カナダドル（21億ユーロ）規模となり、カナダ空軍の航空作戦訓練インフラの近代化の一環として、フルフライトシミュレーターなどの訓練装置を含む、一連の訓練サービスの提供も含まれている。
　 カナダ空軍が導入を進めるA330MRTTは、現在運用中の「CC-150ポラリス」 (A310 MRTT) の後継機となる。既存の「CC-150」フリートは空中給油のほか、人員・貨物の空輸ミッション、さらには医療搬送、カナダ政府職員の戦略的輸送など、多目的に活躍している。