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JTA中間決算、経常利益12.7%減の49億円
激戦の沖縄関連路線、自然災害が影響し減益
日本トランスオーシャン航空(JTA)は11月6日、2019年度中間決算(18年4月‐9月期)を発表した。売上高は212億円(前年同期比1.6%減少)で、営業利益は48億円(同11.2%減)、経常利益は49億円(同12.7%減)となった。
売上高の内訳を見てみると、旅客収入は182億円(同1.8%減)となった。もともと競合他社の多い沖縄関連路線がJTAにとって主力なだけに、JTAでは737-800型機への機材更新や需要に応じた臨時便の設定のほか、各種需要喚起施策を展開して需要拡大に務めた。
しかしながら競合他社の路線拡充など、厳しい競争環境が続いたことに加え、頻発した台風とその影響による西日本豪雨と関西国際空港の閉鎖、また相次いだ地震等自然災害の影響で、旅客数は前年同期を下回る結果となり、全路線合計では提供座席数は201万1千席(同2.3%増)、旅客数は144万人(同3.6%減)となった。