★カナダ観光局、9月に北海道大学でシンポジウム

　「先住民族観光の挑戦」をテーマに開催

　カナダ観光局は、北海道大学観光学高等研究センター、アイヌ民族文化財団、国立民族学博物館と共催で、9月14日に北海道大学で「先住民族観光の挑戦」と題したシンポジウムを開催、カナダの先住民と北海道のアイヌを代表するアーティストやリーダーによる対話を通して、文化継承や観光の関わりについて考える機会を提供する。
　カナダからは、カナダ先住民観光協会会長兼CEOのキース・ヘンリー氏が来日。基調講演「カナダ先住民観光の意義と未来」を行うほか、「カナダ西海岸の先住民観光の取り組み事例」「アイヌ文化伝承と新たな取り組み事例」と題した講演も実施。また「先住民の文化実践およびエンパワーメントの機会としての観光のあり方」と題したパネルディスカッションでは、カナダ側、アイヌ側の関係者が登壇し、先住民観光のあり方について議論する。
　シンポジウムを通じ、同じ北太平洋を囲む先住民族であるアイヌとカナダ先住民族が対話し、未来に向けた文化伝承と観光の関わりについて相互に学び合うことで、共生社会をつくるための有力な手段である先住民主体の観光の役割を考えることを目的とする。
　なお、開催概要は以下の通り。誰でも申し込みが可能となっている（要事前申し込み）申込先や詳細については以下のウェブサイトを参照。
▼日時＝9月14日（木）13〜17時
▼会場北海道大学人文・社会科学部の教室（共同講義室W103）
▼言語＝日本語／英語（逐次通訳対応）
▼主催＝北海道大学観光学高等研究センター、アイヌ民族文化財団、国立民族学博物館、カナダ観光局
▼協力＝日本カナダ学会、エア・カナダ
▼後援＝カナダ大使館、北海道アイヌ協会
▼定員＝200名
▼費用＝無料

※詳細紹介、申し込み先URL
https://jp-keepexploring.canada.travel/news/canada-ainu-symposium2023