ロッキードの新型潜水艇、初期運用能力獲得

　ロッキード・マーティンによると、米特殊作戦軍（USSOCOM）が先月6月に、同社が開発した潜水艇「ドライ・コンバット・サブマーシブル」（DCS）の初期運用能力を宣言したことを明らかにした。
　敵地に潜入する場合などに用いられる潜水艇の艇内は従来、隊員は水に浸かった状態となり、潜水具を装着していなければならなかった。しかしながらロッキード・マーティンが開発した「DCS」は完全に気密された空間とすることで、隊員は水に浸かって身体を冷やすことなく、長距離を潜航し、密かに上陸することを可能とする。隊員は体力を奪われることなく、万全な状態でミッションに臨むことができるなど、さまざまなメリットがある。

※写真＝新型潜水艇が初期運用能力を獲得（提供：ロッキード・マーティン）