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2023.08.03

ウイングトラベル

★JAL第1四半期、国際線回復で4年ぶり黒字達成

 コロナ禍前業績超え、旺盛なインバウンド獲得

 

 日本航空(JAL)は8月1日に、2024年3月期第1四半期連結決算(2023年4月1日〜6月30日)を発表した。売上高は前年同期比41.9%増の3814億円で、営業費用が16.5%増の3530億円、EBITが313億円(前期差589億円増)になり、当期純利益が230億円(426億円増)となって、第1四半期として4年ぶりにEBIT、純利益とも黒字となった。
 同日会見した斎藤祐二専務は、社会活動が再開し、本格的な回復期を迎えたとして「当初計画よりも好調に推移した」と評価。今回の業績をコロナ禍前の2019年第1四半期と比べると売上高が9.4%増、営業費用が6.7%増、利益面でEBITが57.2%増、純利益が78%増になり、コロナ禍前と比べても増収・増益だったと説明した。国際旅客は好調な海外発需要に加え、日本発需要も回復に向かったほか、国内旅客については底堅い需要を維持したとして「回復する旅客需要を着実に取り込んだ」とした。

 

 好調の国際線、単価上がり19年同期超の収入
 需要戻り65%まで、日本発も増加46%回復