★近畿日本ツーリスト、高浦雅彦社長が辞任

　過大請求問題で引責、関係者の処分実施

　KNT-CTホールディングス（KNT-CT
HD）は子会社の近畿日本ツーリスト（KNT）による新型コロナウイルスワクチン接種業務における過大請求問題を受けてKNTの高浦雅彦社長が8月31日付で辞任すると発表した。高浦氏の後任には近畿日本ツーリストブループラネットの瓜生修一社長が9月1日付で就任する。また、一連の問題を受けて経営責任をより明確にするために関係者の処分を実施した。さらに外部の専門家で構成される調査委員会からの報告書を受領。同委員会からの提言を踏まえた再発防止策の策定方針についてもあわせて決定した。これを受けてKNT-CTHDは8月9日に記者会見を実施。同社の米田昭正社長は「社員逮捕という遺憾な事態を招いたことは痛恨の極みで、改めて心よりお詫び申し上げる」と謝罪した。その上で「再び信頼をいただけるよう全社を挙げて企業風土改革に取り組む」と強調した。

※写真＝記者会見で謝罪する関係者、写真左から近畿日本ツーリストの高浦雅彦代表取締役社長、KNT-CTホールディングスの米田昭正代表取締役社長、瓜生修一近畿日本ツーリストブループラネット代表取締役社長