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2023.08.23

WING

ANA下期輸送計画、中国関連線の再開・増便加速

 羽田-青島と関西-北京再開、羽田-広州は週7往復化など

 ANAホールディングスは8月22日、2023年度下期の航空輸送事業計画を一部変更したことを発表した。今回の計画はANAHD傘下でフルサービスキャリア事業を担うANAとLCC事業を担当するピーチ・アビエーション、そして新ブランドのAirJapanの3社共同の輸送事業計画となった。なお、AirJapanに関しては既報の通り、2月9日から成田-バンコク線に週6往復便体制で就航する。
 下期の航空輸送事業計画でANAの国際線に関しては、中国から団体旅行解禁を踏まえ、同社の中国関連路線のネットワーク便数の回復を進める。具体的には10月29日から羽田-青島線を開設することを決定し、代わりに現在週4往復便で運航中の成田-青島線は運休する。
 さらに羽田-広州線を週4往復便で再開し、成田-広州線は週7往復便から週3往復便へ減便することを決定。その上で、羽田-広州線は1月1日から週7往復便に増便することにした。
 加えて関西-北京線をまずは週3往復便で再開するほか、成田・関西-上海浦東線をそれぞれ増便することを決定した。このうち成田-上海浦東線は現在NH919/920便を週7往復便で運航しているが、10月29日から新たにNH959/960便を週3往復便で追加する。一方、関西-上海浦東線は現行NH973/974便を週3往復便で運航しているところ、10月29日から週4往復便に増便。さらに、NH975/976便を週4往復便体制で運航する。
 ちなみに、成田-香港線(NH811/812)は現在、週7往復便体制で運航しているものの、運休する(NH812は10月29日発便まで運航)。
 韓国関連路線では、羽田-ソウル線のNH863/866便(現行:週7往復)を運休する。その一方でNH867/862便として週7往復便(10月29日のNH862便の運航は無し)で運航することを決めた。
 また、豪州関連路線では、あらたに成田-パース線を週3往復便で運航を再開することを決定した。

※この記事の概要
ホノルル線定期便にA380型3号機投入へ
国内線、羽田-沖縄など4路線で期間増便
 中部-秋田線運休や減便も
787-10型機を国内線投入、年度内4機導入
 来年2月以降に羽田-福岡など幹線で運航  など