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2023.09.05

WING

JAL7月、国際旅客大幅増、利用率8割超と回復順調

 リゾート需要急上昇、韓国線旅客は10倍に迫る伸び

 日本航空(JAL)が発表した7月の輸送実績は、国際線の旅客数が前年同月比77.6%増の59万2485人で、需要を示すRPKが49.2%増の33億7715万8千人キロ、供給を示すASKが38.3%増の40億5072万3千座席キロになり、利用率が83.4%となった。水際対策の段階的な緩和とともに、世界で伸びる航空需要によってインバウンドを中心に航空旅客が大幅に増加。さらに新型コロナウイルスが感染症法上第5類へ引き下げられたことを機に、日本発の需要も伸びており、今後はコロナ禍前も上回る需要の回復が期待される。
 方面別の輸送実績は、7月時点で団体旅行が解禁されていなかった中国線の利用率が70.4%となったが、各方面で利用率がほぼ8割を上回った。特にハワイ・グアムのリゾート線は旅客数が前年同月比112.7%増の5万1549人と大幅な増加となった。さらに韓国線では旅客数が876.5%増の3万3922人と10倍に迫る増加となり、利用率は95.3%と満席に近い数字となった。

※この記事の概要
堅調な国内線旅客、国際貨物は低調に など