ANA、荷主企業にもCO2削減証明発行

　スコープ３機運高まり受け要望多数
　
　全日本空輸（ANA）は9月4日、持続可能な航空燃料（SAF）の普及・利活用促進に向けて推進している「SAF Flight Initiative」において、カーゴ・プログラムを荷主企業向けにも拡大することを発表した。あらたに荷主企業を対象に、スコープ3削減量の割り当てを可能とするもの。ANAは貨物代理店のみならず、荷主企業にもCO2削減証明書を発行する。
　ANAは去る2021年10月、SAFの活用を通じて航空貨物の輸送や社員の出張等により発生する間接的なCO2排出の可視化とCO2排出量の削減に向けたソリューションとして、「SAF Flight Initiative: For the Next Generation」を立ち上げた。