★「ハワイは日本人旅行者を歓迎」

　州議員団来日、需要喚起策検討

　米ハワイ州より、州議会上院下院の議員、産業経済開発観光局、ハワイ州観光局（HTJ）の上局にあたるハワイ・ツーリズム・オーソリティ（HTA）、HTJ現地スタッフの計13名からなる「ハワイ州議員団」が8月30日から9月7日の日程で来日した。旅行業界メディアとの懇談の場で、代表を務めるハワイ州議会上院議員／同副議長のミシェル・キダニ氏は、「マウイ西部の山火事への日本の皆様の温かいサポートに感謝したい。ハワイは観光の門戸を開いており、日本の皆様にぜひ訪れて頂きたい」とアピール。またHTA最高管理責任者のダニエル・ナーホオピイ氏は、「マウイ島西部を除くハワイのすべての地域で日本人旅行者を歓迎したい」と述べ、観光客受け入れの強い姿勢を見せた。HTJでは、現地コミュニティやパートナーとの協議を受け、日本マーケットへ向けた短期的な需要喚起策を検討、現在コロナ前の約4割にとどまっている日本からの観光需要のいち早い回復に力を入れる。
　HTJ日本支局長のミツエ・ヴァーレイ氏は、「業界の皆様から、いつメッセージを出すのか、販促プロモーションを行うのか、などの声を頂いている。今回の来日で、日本の皆様を歓迎する点をぜひお伝えしたい」と強調。8月初旬のマウイ島西部の山火事を受け、HTJでは、ハワイ州やマウイ郡、HTAと連携して情報提供に努めてきた。