英国で水素旅客機開発促進向けアライアンス設立

　エアバスやRR社、イージージェット等が参画

　エアバス、ロールス・ロイス、イージージェット、オルステッド、GKNエアロスペース、ブリストル空港ら英国関連企業は9月6日（現地時間）、水素航空機の開発・実装を加速するべく「Hydrogen in Aviation」（HIA）アライアンスを設立したことを発表した。HIAは、水素が航空業界および英国国全体にもたらすチャンスを確実に活用できるよう取り組みを推進していくとした。その初代会長には、イージージェットのヨハン・ラングレン最高経営責任者（CEO）が就任した。
　ラングレン会長は「英国が水素航空で世界のリーダーになる可能性があることは間違いない。2050年までに年間340億ポンドの経済成長をもたらす可能性がある」ことに触れ、「航空産業が英国経済と社会にもたらし、英国の多くの人々が望んでいる空の便益を保護し、最大化できるようにするために、HIAは、ゼロ・カーボン航空の実現を加速させるために、適切な資金調達、ルール作り、政策決定が確実に行われるよう、英国政府と協力する」とした。

※この記事の概要
　水素社会で英経済・雇用へ多大な寄与が期待
　水素航空機に対する英国民の支持高く　　など