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2018.11.12

WING

砕氷艦「しらせ」南極へ向け出港

 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」は11月10日に、第60次南極地域観測協力のため東京・晴海ふ頭から、最初の寄港地オーストラリア・フリーマントルに向けて出港した。既報の通り、「しらせ」は日本を出港後の11月25日にオーストラリア・フリーマントルに寄港し、現地で観測隊員77名を乗せて南極・昭和基地に向かい、約1年南極で越冬観測を行ってきた第59次越冬隊と交代、帰路シドニーに寄港して日本に戻る予定となっている。
 出港当日は「しらせ」艦長以下乗員が統合幕僚長の訓示を受けた後、家族やOB等の多くの見送りを受けて、出港した。

〔第60次南極地域観測協力における砕氷艦「しらせ」行程〕
▼期間:11月10日~2019年4月9日
▼指揮官等:砕氷艦「しらせ」艦長 1等海佐 宮崎好司、乗員約180名
▼協力概要=
・人員輸送:往路77名(フリーマントル~南極基地)、復路:80名(南極基地~シドニー)
・物資輸送:往路約1000トン、復路約400トン(廃棄物等持ち帰り物資)
・支援作業:船上・野外観測支援、基地設営支援

※写真=多くの人から見送られ、南極へ向けて出港する「しらせ」

※写真=統幕運用部長、海幕長らが「帽ふれ」で「しらせ」を見送る