記事検索はこちらで→
2018.11.12

ウイングトラベル

中部国際空港中間決算、7期連続の増収

旺盛な訪日需要で免税店売上も過去最高
 
 中部国際空港が発表した2018年度中間決算(4月〜9月)によると、売上高は324億8000万円(前年同期比10.5%増)となり、7期連続での増収となった。また営業利益は59億8000万円(同18.9%増)、経常利益は55億7000万円(同21.7%増)で、最終利益となる中間純利益は38億1000万円と4期連続の増益となった。
 売上高の内訳をみると、空港事業は約145億3000万円(同4%増)となり、旺盛な訪日需要と韓国や東南アジア路線の新規就航による押し上げ効果が大きく中間決算としては過去最高を記録した。
 国際線旅客数は新規就航のほか、北朝鮮情勢により落ち込んでいた韓国やグアム方面へのアウトバウンドも回復傾向にあること、ルフトハンザ航空のフランクフルト便の増便やその他路線での機材大型化により、約304万人(同7.6%増)となり、中間期としては過去最高となった。国際線発着回数は前期途中から中国内陸便の運休等で減少し約1.9万回(同2%減)だった。
 2019年3月期の通期業績予測は、国際線旅客数は約640万人、国内線は660万人の計1300万人を予想。売上高は654億円、営業費用558億円、営業利益96億円、経常利益は88億円として、最終利益を60億円と過去最高になると予測している。