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2023.09.10

WING

航空貨物市場、需要回復傾向も懸念材料散見

 7月の需要は前年比0.8%減、前年割れに歯止めか

 

 国際航空運送協会(IATA)がまとめた今年7月の世界の航空貨物市場データによれば、今年2月以降、航空貨物需要の回復傾向が続いていることが明らかになった。航空貨物需要を表すCTKの値は前年同月比0.8%減と、小幅なマイナス成長に留まった。前年割れの幅としては、今年1月以降、最小となった。
 IATAによると、足元の需要は「2022年と比較して基本的に横ばい」との見解を示しつつ、「世界貿易量の減少と中国経済に対する懸念の高まりを考慮すると、これは特に重要な視点であることが分かる」とした。

 

※写真=プラスの指標とマイナス指標が錯綜する航空貨物市場。需要の減退に歯止めがかかった様相だが先行き不安も

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