記事検索はこちらで→
2023.09.14

WING

手のひらサイズの月面探査車「YAOKI」、24年初頭に宇宙へ

 月着陸船「Nova-C」で月に、車輪設計変更で走行性能向上

 ダイモンが開発を進めている、両手のひらに乗る小型の月面探査車(ローバー)「YAOKI」は、早ければ来年1月~4月にも、米航空宇宙局(NASA)の月輸送ミッション「CLIPS」を通じて月へと向かう計画だ。
 そのサイズはわずか15×15×10cm。超小型ローバーの開発を進めるダイモンが月面へローバーを送り込む最初のプロジェクトとなる「YAOKI 1」は、当初計画では米航空宇宙局(NASA)「CLPS-1」を通じてアストロロボティック・テクノロジー社の月着陸船「Peregrine」に「YAOKI 1」を搭載することを計画していたが、「YAOKI2」ミッションでの活用にスライドすることを決定した。その上で今年1月、あらたに月着陸船の開発を進めている米国のInututive Machines社と輸送契約を締結し、スペースXのファルコン9で打ち上げる月着陸船「Nova-C」に「YAOKI」を搭載して月の南極を目指することを決定。月面でローバーの遠隔操縦や搭載したカメラから月面画像や各種データの送受信する技術などを実証することを目指すことにした。

※この記事の概要
・上場視野にコンパクトな組織体で
月居住時代到来で月縦穴・地下空間に着目
 放射線や激しい温度変化が緩和される地下空間
NFT販売視野、オンリーワンな月画像  など