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2023.09.15

WING

UFO解明にNASAが担当ディレクター配置

データベース構築、AI駆使し未確認異常現象評価へ

 米政府の独立調査チームがUFOを含めた未確認異常現象(UAP)の理解を深めるために、米航空宇宙局(NASA)がより重要な役割を果たすよう勧告したことを受けて、NASAは9月14日(現地時間)、UAP研究のディレクターを任命することを発表した。初代UAPディレクターには、マーク・マキニー氏が就任。一般市民や民間パイロットから積極的に情報を募ることで広範かつ信頼性の高いUAPデータベースを構築し、人工知能や機械学習、さらにはNASAが保有する観測ツールなどを駆使して、その解明に乗り出す構えだ。
 これはNASAが独立調査チームに委託したその調査結果に関するブリーフィングが同日行われたことを受けたもの。調査チームはUAP解明に向けて、科学的見地からNASAが果たす役割は大きいことなどを報告書に盛り込んでいた。
 人々の好奇心をくすぐる未確認異常現象。多くの人の関心事だが、一方で今後NASAが構築するデータベース、UAPに関する分析が一体どんなものとなるのか。世界最高の科学者集団であるNASAが手掛けていくとはいえ、やや不安も残る。