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2023.09.27

WING

〈~空の日特別寄稿~〉明るい兆しが差し込むセントレア

中部国際空港長 恒光友義

 

 空港が本来あるべき姿に戻ってきました。国内線の旅客者数に関しては、コロナ禍前とほぼ同数まで回復してきており、国際線の旅客数については中国路線の復便の遅れもあり、まだコロナ禍前の4割弱程度に留まっておりますが、それでも昨年度比で見れば4倍以上となっております。懸念の中国便についても復便は進んでおり、中国便のみならず今月から複数の新規航空会社の路線就航が行われるなど、今年の冬ダイヤ以降に向け明るい兆しが差し込んでおります。
 空港内の賑わいに目を向けますと、空港第1ターミナルにあるイベントプラザでは多くのイベントが催されるようになってきました。そのなかでも、この地域の魅力ある観光資源であるサムライ・ニンジャを活かしたPR活動として、空港ターミナル内を侍や忍者が練り歩く『サムライNINJAプロジェクト』を2018年7月から実施しておりますが、忍者の研究を学術的に行う国際忍者学会が主催する「国際忍者学会大会」が空港内のホールで開催されることに併せて、「忍者まつり in セントレア」が同時に開催されるなど地域に根差したイベントを通して、セントレアの存在を内外にアピールする活動が行われております。

 

※写真=中部国際空港の恒光友義空港長

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