記事検索はこちらで→
2023.10.04

WING

日機装、水素航空機向け液水ポンプで実液送り出し試験成功

 世界初、-253℃の極低温の電動モータ一体型液水ポンプ

 日機装が水素航空機向け液化水素ポンプの実液試験に成功したことを明らかにした。同社によれば、日機装が開発した小型電動モータ一体型ポンプが、-253℃という極低温の液化水素を満たした状態(浸漬状態)で、小型電動モータの高速回転を実現し、液化水素を送り出すことに成功した。
 同社によれば、モータ一体型のポンプが液体水素を送り出すことに成功したのは、世界初だったという。この実証実験は今年6月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の角田宇宙センターで行われた。
 欧州の大手航空機メーカーのエアバスが2035年には水素旅客機を就航させることを目指して研究開発を急ピッチで研究開発を進めている。