BAE、次世代ディスペンサー「スマートD2」発表

アクティブ電波デコイも発射、最新残弾管理も

　BAEシステムズはこのほど、次世代の航空機搭載用の自己防御用対抗手段発射装置「スマートD2」を発表した。従来のチャフ、フレア・ディスペンサーALE-47をベースに、アクティブ電波デコイや直撃型ミサイル迎撃弾も発射可能となり、NATO標準の知能化武装管理通信インターフェースを使用して、効果的な防御戦闘が行えるようになっている。
　空対空、地対空ミサイル等の脅威の進歩により、フレアやチャフの有効性が低下している。「スマートD2」は在来の警報システムはもとより、BAEシステムズが開発している将来型警報装置の2色先進警報システム「2C-AWS」など将来システムとの連接も可能となっている。

※写真＝AH-64アパッチに搭載した「スマートD2」の発射状況（提供：BAEシステムズ）

※写真＝H-60ブラックホークに搭載した「スマートD2」の発射場強（提供：BAEシステムズ）