★カナダ観光局、「先住民観光の挑戦」シンポジウム

　カナダ先住民とアイヌとの対話から可能性探る

　カナダ観光局は、北海道大学観光学高等研究センター、アイヌ民族文化財団、国立民族学博物館との共催で、国際シンポジウム「先住民観光の挑戦」を開催した。北海道大学を会場に、カナダからカナダ先住民観光協会（ITAC）のキース・ヘンリー会長兼CEOらカナダ先住民のアーティストたちが来日、アイヌ側のアーティストたちとの対話を通じ、相互理解や文化継承など、先住民観光の可能性について意見交換した。
　冒頭の挨拶で、カナダ観光局の半藤将代日本局長は「リスペクトと共感に基づく先住民観光は、持続可能な観光を推進するとともに、先住民族への理解を深め、多様性に富んだ共生社会を実現する大きな力となる」と強調した。