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2023.10.10

WING

イスラエル国防軍、「ガザ周辺地域を完全制圧」

第二次レバノン戦争ヒズボラ戦5倍の報復空爆

 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織「ハマス」が10月7日と8日にイスラエルを襲撃したことを受けて、イスラエル国防軍のダニエル・ハガリ報道官は10月9日夜(現地時間)、「現在、我々は反撃段階に入っている」ことに触れつつ、「ガザ地区周辺地域を完全に制圧した」ことを明らかにした。その上で、「警備柵に隣接する街やコミュニティの大部分は避難済み」だとし、警備柵隣接地域の留まることを選択した人は、「ほとんどいない」とした。さらに、「イスラエルは大きな代償を払った。我々の敵は耐え難い代償を払うことになるだろう」として、
 ハガリ報道官は過去24時間に亘って大規模な空爆を実施したことに触れ、「数千の兵器を含む空爆作戦を実施してきた。 それを踏まえると、空爆のペースは第二次レバノン戦争におけるヒズボラに対する空爆の5倍だ。 繰り返すが、第二次レバノン戦争でのヒズボラ戦の5倍」であることを強調。大規模な報復作戦を展開したことに言及。約60機の航空機群による集中的な空爆を実施し、「ハマス」の拠点となっている建物などに対する攻撃を行ったことなどを明かした。
 同日午後には、周辺地域を制圧し、警備柵を越えて侵入した「ハマス」のメンバーが隠れていないか家々の確認作業を開始したとのこと。「現在、ガザ地区からイスラエルに侵入して来るテロリストはいない。 警備柵エリアにいるイスラエル国防軍は高度な準備を整えており、戦車や航空機も配備を完了した」とした。

※この記事の概要
 30万人規模の予備役が48時間以内に展開
 装備・食料など不足せず
 拉致被害者救出へ特別チーム編成   など