エンブラエル、DLRと技術研究開発で協力深化

設計や空力、飛行試験、構造材、風洞など幅広く協力

　エンブラエルとドイツ航空宇宙センター（DLR）は10月9日（サン・ホセ・ドス・カンポス現地時間）、競争前の技術研究開発活動に関する協力覚書（MoU）を締結したことを発表した。
　ブラジルの航空メーカーとドイツの研究機関が協力関係を深化する。両者は2001年から個別プロジェクトで協力しており、例えば、航空機の氷形成（Aircraft Dynamic Modelling with Accreted Ice）、空力モデリング（Online Parameter Identification for Integrated Aerodynamic Modelling）、空力弾性の分野で関連する成果を上げた。さらに、2017年には騒音低減や航空輸送が気候変動に与える影響の最小化に関して、持続可能性に焦点を当てた協力を強化していた。