ウイングトラベル
★オーバーツーリズム対策、適切な形で経済対策に盛り込み
高橋観光庁長官「できるだけ速やかにプロセス進める」
観光庁の高橋一郎長官は10月18日に実施した業界紙各社との会見において、同日に政府で取りまとめられた「オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けた対策パッケージ」の着実な実施に向けて今月末に取りまとめられる予定の経済対策に「適切な形で盛り込み、反映させていく」という考えを示した。また、全国約20地域に先駆モデルを創出していく点については「地域の人々に手を挙げてもらうことを基本に考えている」とした上で「地域の特性に応じて先進事例を作っていく。今後色々と準備していくことになるが、できるだけ速やかにプロセスを進めていきたい」とした。
また、訪日インバウンドの動向に関しては「足元ではコロナ禍前の水準をおおむね回復した」と指摘するとともに政府目標を上回る勢いで回復を見せている訪日外国人旅行消費についても「消費行動の変化に関する分析を進めていくとともにさらなる消費の拡大に取り組んでいきたい」いう考えを示した。
オーバーツーリズム対策モデル地域、特性踏まえ選定へ
全国約20地域を公募、国として総合的に支援