アラスカ航空の非番機長、消火システム作動で墜落試みる
拘束後も飛行中に非常口開けようと試みるも阻止
アラスカ航空のパイロットで、当時非番だったジェセフ・エマーソン機長が去る10月22日(現地時間)、グループ傘下のホライゾンエア2059便が、ワシントン州バレットからサンフランシスコに向けて飛行中、エンジン消火システムを作業させてエンジンを停止・墜落させようとした事件に関して、アラスカ航空は10月24日(現地時間)、事件発生に至った詳細な経緯を明らかにした。
事件当日、エマーソン機長(現在は解雇)は2059便の搭乗手続きを行っていたホライズン航空のゲート係員に対して、コクピット内のジャンプシートの利用したい旨を告げ、ゲート係員は米連邦航空局(FAA)が定めたルールに従って、エマーソン機長がアラスカ航空の非番のパイロットであることを確認した。その結果、ジャンプシートの利用が認められたという。
アラスカ航空によれば、搭乗ゲートの全係員および客室乗務員は、旅客の異変の兆候や症状を識別するための訓練を受けているとのことだが、エマーソン機長の異変を誰も見抜くことはできなかったという。ちなみに、チェックインおよび搭乗手続き中、搭乗ゲート係員および客室乗務員は、エマーソン機長がおかしな行動を取ったところを見てはいないという。
※この記事の概要
・飛行中に非番のエマーソン機長はどんな行動を取ったのか?
・エマーソン機長の経歴
など