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2023.11.02

WING

海自P-3Cと米海軍P-8Aが太平洋と沖縄沖で共同訓練

 海上自衛隊は11月1日、太平洋上と沖縄南方それぞれの海空域で日米航空機による共同訓練を行ったと発表した。この度の訓練は、日米同盟の抑止力・対処力強化と相互運用性の向上を図ったものだとしている。しかしながら太平洋上では、中国空母「山東」が関西戦闘機・ヘリの発着艦を行いつつ航行していたほか、沖縄周辺の海空域では中国艦艇が島しょ間を通過して太平洋へ進出した。この度の訓練は、こうした中国海軍艦艇の活発な動きをけん制する狙いもあると見られる。
 この度の日米共同訓練は、10月30・31日の2日間に太平洋上と沖縄南方海空域で行っており、海上自衛隊からはP-3C哨戒機が参加し、米海軍からはP-8A哨戒機が参加した。日米両機は双方の連携確認や対潜戦訓練などを実施した。

※写真=上側は太平洋上で行った訓練に参加した日米隊員とP-3C哨戒機。下側は沖縄南方の訓練に参加したP-8Aと日米隊員(提供:海上自衛隊)